職業=旅人という生き方

もう、肩書を一つに絞る時代は終わった。

いや、正確には一つの肩書を極めるか、複数の肩書を使いこなす時代になった。

 

プロフェッショナルとして生きるか、ゼネラリスト(百姓)として生きるか。

おそらく、それ以外の人たちは時代に取り残されていく。

 

いま、世の中はふつふつと二極化の方向へ進んでいる。

日本の外へ出て活躍する者、地方に移り住んで活躍する者。

高学歴を求める者、一切学歴を求めない者。

 

インターネットがもたらした、あらゆるものの民主化、グローバル化。

そしてこれからAIがもたらす、世界の効率化。

 

これにより、人間はより本質的な生き方が可能になる。

手に入る選択肢は一気に広がり、その選択肢を実現するチャンスも目の前にある。

ストレスが溜まる単純作業のような仕事はAIが代わりにやってくれる。

(仕事を奪われるなんて表現は失礼だ。ぼくらがより人間らしく生きる手助けをしてくれるだけ。)

 

素晴らしい時代だ。

ぼくらはそんな時代を生きる。

 

今回はそんな時代の働き方を18歳の旅人が偉そうに語る。

 

ぼくの職業は旅人だ

 

「お仕事は何をされているんですか?」

 

この質問、肩書が一つの人はいいけど、いろんなことをやっている人にはとても答えづらいものだと思う。

ぼくの場合、学生と一言いえば済むが、いまは本屋作ってるし、講演もしてるし、ブログ書いてるし、リサイクル活動もしているし、これから靴屋にもなる。修理業にも手を出すし、デザイン関連もする。

たぶんぼくのブログを見てくれる人に、仕事を一つに絞れなんてバカなことを言う人はいないだろう。

 

スペシャリストかゼネラリストでなければこれからの社会で生きていくのは厳しい。

中途半端で自分軸を持たない人間から真っ先に淘汰されていくだろう(これが仕事を一つに絞れとか的外れなことをいう人だ)。

 

なぜならインターネットが国境を溶かして、市場は世界規模になり、あらゆるものは民主化し、様々な分野で様々な人が挑戦できる時代になったからだ。

だから、「何か一つの分野を極める」か、「複数の要素を織り交ぜて自分を極める」しかない。

 

ぼくは後者を選んだ。

というかぼくは大量消費社会をとっとと終わらせたいだけで、手段は自分が好きなことをのんびりとやってけばいいし。

お金はそんなにいらないから、気が向いたらふらっと旅に出られる時間と場所の自由。それに、愛と自然と温泉があればいい。

 

のんびり生きたい。

こんな生き方に名前をつけるなら「旅人」でいいだろう。

 

肩書が意味をなさない時代に必要なモノ

さて、一部のプロフェッショナル、超エリートを除いた多くの人はゼネラリスト(百姓)になっていくだろう。

 

ひと昔前に戻るのだ。

というか専業でひとつの会社に属するスタイルの方が長い歴史でみると短い。人々が仕事を一本に絞りはじめたのなんてここ数十年の話。

 

そんな中で大事になることは「自分」という存在をはっきりさせること。

自分はなにができて、なにが好きで、なにがしたいのか。

 

自分にとっての幸せはどこにある?

 

この問いに対する答えを持ち合わせていない人はますます生きづらい社会になる。

 

もう、幸せの尺度がみんな同じだった時代は終わった。

自分の足で立ち、自分の人生を生きるんだ。

社会が作り上げた理想を追い求める時代は終わった。

 

行き過ぎた消費経済はもう限界を迎えた。

ここから時代はひと昔前に戻っていく。

それにインターネットとAIが加わり、面白いことになる。

 

「自分」をはっきりと持っている人にとっては最高な時代になったのかもしれない。

 

一方で、誰かの軸でしか生きてこなかった人にとっては厳しい時代になったのだろう。

「いい大学に入っていい会社に就職する」のがいいなんてとっくに終わった(はず)。

「高級車乗り回して六本木ヒルズに住む」のがかっこいいなんてもう逆にダサい(はず)。

 

自分にとっての幸せを知る必要がある。

自分がなにをしたいのか。

 

彼を知り己を知れば百戦危うからず

by孫子

 

昔の偉いおっちゃんやお姉さんが言ってる言葉で、今もなお受け継がれているものは大体真理を突いている。

なかでもぼくがとても気に入っているのが↑

 

彼、ようは敵を知ることはそう難しいことではない。

それよりも苦戦するのは己を知ること。

「自分」というのは、薄っぺらそうに見えて案外奥が深い。

 

だが、敵と自分を深く知ったらもう無敵だ。

ぼくは去年、17歳のときに、一年かけて自分を知った。

いまもまだ途中だしあまり知らないが。

 

高校を辞めて、留学して日本一周をして。

本を読み人と話し、情報を吸収して自分の色を作ってみた。

 

やはり「自分」を知っていると強い。

判断に迷いがなくなるし、自信もつく。

 

自分の軸をはっきりさせる。

これがこれからの時代を生きる中で必要なことなのだろう。

この、情報と人間で溢れかえった世界で、自分軸がわからなければ途方に暮れてしまう。

 

軸を持つためには、たくさんのことを知って、経験するのがいい。

そんな簡単に持てるものではないかもしれないが、持っておきたいものだ。

 

だから、若いうちから本を読んで、旅をして、自分と向き合ってきたぼくはラッキーだった。